こんにちは!
さて、『動かさないアジング』シリーズの続きであります。
前回のお話を簡潔にまとめますと、
1.「小さく低活性な群れ」に対してアプローチする場合、大きなアクションよりも、水平移動の方が確実性が高い。
2.「小さく低活性な群れ」を探し出すには、「潮の流れの変化 」を探すのが近道。
3.「潮の流れの変化」は「動かさないアジング」で簡単に見つけることができる。
4.「動かさないアジング」は「連続・訊き合せ釣法」なので、小さなアタリにも素早く反応できる。
という事であります。
で、今回は『動かさないアジング』のロッドワークから生まれる利点(ポイント)について書こうかなと。
それと、『動かさないアジング』と切り離せないのが『ドリフトの概念』ですので、そちらについても触れてみまーす♪〜ヽ(°ヮ°*)ノ〜♪
前回の最後の方にも書きましたが、ロッドを立てる事で一度にジグヘッドが移動できる距離はたかがしれてますわ(°∀°)ノ
ですので、5〜15m程のキャストエリアを一回ロッドを立てるだけで探れるわけはありませんww
ってことで、ロッドを「立てる&寝かす」を繰り返すことになります。
「動かさないアジング」のロッドの動きと、ジグヘッドの動きの関連性を書きますと、こんな感じですね♬
ロッドを立てる⇨ロッドを寝かす⇨糸フケをとる⇨繰り返し。
水平移動 ⇨ フリーフォール ⇨ テンションフォール ⇨ 水平移動。
これがベースとなりますが、特に何も意識しなくても、この1セットの間に3回のバイトチャンスができます。
でも、とりあえず集中するのは、ロッドをサビいている間だけでいいですw
慣れてしまうまでww
確実に掛けられるアクションをしているのは、このタイミングですから♪〜ヽ(°ヮ°*)ノ〜♪
「⇨」の部分は全て軌道変化が起こるタイミングですので、アジがもっとも反応する可能性が高いところです。
ジグヘッドの動きだけを見ますと、「ストップ&ゴー」と同じですね。
ですので、「アクション系」の技術要素も持っています。
でも基本的にはロッドを立てて行くだけという「パワー継続型」の ノーアクション系の釣り方ですよね。
特に「意識」という点で考えますと、まさしく「ノーアクション系」の釣法ですww
あれ?
このアクションループだと、1セットごとにレンジが下がってるんじゃ無いの??
って思う方もおられると思いますが、多くの場合、ジグヘッドが手前にくるにしたがって、レンジが上がってきているはずです。
完璧な水平移動というのはそれほど難しいということですねww
レンジキープの概念については以前にもちょっと触れたことがありますので、気になる方はこちらを見てくださいませw
ですので、ワンセットずつレンジが落ちてきてると感じていても、実際は同じカウントレンジを攻めている可能性が高いです。
ものすごくスローにロッドを立てていて、ほぼ水平か少々落ちながら寄せていると思われるときは
ロッドを立てる⇨ロッドを寝かす&糸フケをとる⇨小さく2回リフト⇨ロッドを立てる⇨リピート
とします。
多くの堤防で、手前に来るほど水深が浅くなりますので、意図的に徐々にレンジが上がるようなロッドワークをすることもあります\(^o^)/
いずれにせよ、狙わずとも喰わせの間ができるメリットがあるわあけですね〜。
でもやっぱり、『動かさないアジング』の最大のメリットはやはり前回も要となってましたが、「流れの変化」を捉えやすいということです。
アクションループを繰りかえしているうちに、何かしら「負荷の変化」を 感じ取れる場所が出てくるはずです。
先にアジのアタリを捉えることもあるでしょうし、変化のないところもありますww
当たりが出たり、変化を感じることができたら、そこを集中して攻めることになりますね。
要するに、「流れのあるところ」で集中してゲームを展開することができます。
そして、流れのあるところでは「動かさないアジング」のロッドワークから生まれる食わせの間【軌道変化】がより活きてきます。
流れがほぼないエリアでの「フリーフォール」や「テンションフォール」というのは、「ただ下に落ちて行くアクション」となりまますが、流れのあるエリアではそこに「ドリフト」の要素が入ってくるわけです。
特にドリフトさせようと意識しなくても、ラインテンションが抜けますと勝手にジグヘッドが流されますのでwww
これは、「流れとワームが同調している状態」ですので、アジにとってはより食べ物として認識される可能性が高まるわけです。
特に、アミ類をはじめとしたプランクトンを食べてる今の時期については尚更ですね(°∀°)ノ
ここで、ちょっと話が脱線しますが、「ドリフト釣法」について少し触れておこうかと思います。
僕が一番訳が分からなかった釣り方ですわwww
え!?糸を出し続けて釣ればいいの?? あたりわかるの????
着底わかるの?
なんか全然わからんけどww
はい、こんな感じの初心者の方も多いんじゃないかなぁーと。
確かに、糸を放出し続けるドリフトもあります。
僕が「オールテンションフリー」と呼んでいる釣法がまさにそれです。
でも、そうじゃなく、糸を放出しない「ドリフト」も存在します。
え?どうゆうこと???
わけわからんですよね?
ドリフト釣法の要は「ワームを流れに乗せる事」であります。
ですので、『自分に対する流れの方向』によっては糸を出し続けなくてもドリフト釣法が可能となります。
図説するこうですね。
自分から向かって、潮が沖に出て行っている場合、ドリフトさせようとしますと、どうしても糸を送り出す必要がありますね。
図で言う両サイドに払い出している流れであれば、何もしなくても若干ドリフトはしますがねぇ〜。
でも下の図のように、自分に対して左右、もしくは斜めに潮が向かってきている場合は、何もせずと勝手にドリフトされますねww
ただ巻きでも、テンションフォールでもフリーフォールでも勝手に流されます。
ワームの体積を増やし潮受けを強くして(リブが多く入ったものを使うとか、長めのものや、平面のあるものを使う)、ジグヘッドも軽くすることでより大幅に自動的に流すことができますわww
より長い距離をドリフトさせたい、もっと潮に同調させたいって時にはラインを適度に送り出す「オールテンションフリー」を使うことになりますけどね♪
はい、少しずつ話を「動かさないアジング」に戻しますねw
さて、現状のような「アミパターン」に近い状態にあるアジを狙う場合、どんなところを狙った方が良いでしょうかねぇ。。。。
プランクトンの類は基本的に自分で泳ぎまわりはしませんので、流れに乗って漂って行くわけです。
さて、自分から見て沖に出ている潮があります。(図で言うところの上のパターン)
プランンクトンはどうなってますかな??
あら?どんどん遠くに離れて行ってますよね(°д°|||)
じゃー流れがあったとしても、アジは射程外にいる可能性大ですよね。
それを無理やり獲るためには「オールテンションフリー」や風を利用した「ラインドリフト」を駆使する必要があります。
では、自分の方向に向かって流れてくる潮の場合のプランクトンの動きは??
あ、どんどん自分の方に寄ってきますよね♪〜ヽ(°ヮ°*)ノ〜♪
アジも近くに来ている可能性が高いですよね!!
じゃー、ゆっくりとキャストして届くエリア内で、ある程度潮に同調させれば口を使うんじゃないかな??
「潮がよれる場所」というのは「プランクトンが溜まるところ」でもあります。
『プランンクトンがドリフトされて来て最終的に滞留するところ』=『潮目』
はい、話を『動かさないアジング』にぐっと戻します。
『動かさないアジング』で簡単に探し出すことのできる「負荷の変わるところ」=「流れの変化があるところ」
これはいわゆる『潮目』ですね。
ここは、プランクトンがドリフトされてくるルート、もしく溜まっている可能性が高い場所ですね。
もちろんアジもここに寄り道する可能性が高いわけです。
そして、「動かさないアジング」のロッドワークにより自動的に発生する「フリーフォール」と「テンションフォール」は流れの中に入った途端、勝手に「ドリフト」し「流れに同調する」形となります。
要するに、流れの変化さえ見つけたら、あとは何も考えなくても「アジの釣れる要素」がたくさん詰まってますので勝手に釣れますよ〜とwww
この前、うちの小学生の息子も、このやり方だけでしっかりアジを釣ってましたからね〜♪〜ヽ(°ヮ°*)ノ〜♪
それでも僕の方が息子より多く釣れるのは、ここで一つのテクニックを使うからです。
それが『動かさないアジング』と『ポイントドリフト』の組み合わせなんですわ!
もちろん「動かさないアジング」だけでも良いのですが、せっかく良い潮目を発見したのなら、そこに少しでも長くワームをとどめたいですよね。
そこで自分の狙いの場所に来た時だけ、少々ロッド操作を変えるわけです。
ロッドを立てる⇨ロッドを寝かす⇨糸フケをとる⇨2回ほどリフトさせる⇨ラインを送るようにゆっくりロッドを寝かす⇨ロッドを立てる⇨リピート
こうすることで、ドリフト幅を稼ぐことができます。
これを「ポイントドリフト」と呼んでおります。
場合によってはドラグを効かせながら手で糸をジワジワだして4〜5秒送ることもあります。
それってレンジがズレるんじゃないの?という意見もありそうですが、最初に2回ほどリフトを入れてることで調整しておりますので大丈夫ですわ(°∀°)ノ
4〜5秒送り込んだとしても、流れがあるところですので、真下にストンとは落ちないですので、めちゃくちゃにレンジから外れることもないと思ってますわ♪〜ヽ(°ヮ°*)ノ〜♪
そして、「ポイントドリフト」を成立させるためには、流れに対する自分のポジションというのも大事になります。
少々流れの上流にキャストして、流れを横断歩道のように横切るようなコースを通す必要があります。
「ポイントドリフト」に限ったことではないですが、流れに対してクロスするようにキャストし、ジグヘッドに対して、横から潮が当るようなポジションからキャストした方が同調率が高い時間長くとれるので、釣果につながりやすいです(°∀°)ノ
潮がどのような方向に流れているか??
これはキャストしてみれば大まかに分かります。
真っ直ぐにキャストしたジグヘッドが、どちら方向から帰って来たかを考えると良いですわ(°∀°)ノ
もっとも「動かさないアジング」に慣れて来ますと、ロッドを立てている時にどちら方向から負荷がかかって来てるかわかるようになるはずですわ♪〜ヽ(°ヮ°*)ノ〜♪
流れの変化をしっかり感じ取れるようになって来たら、ステージ2の「ポイントドリフト」との組み合わせを取り入れて行っても良いと思いますわ♪〜ヽ(°ヮ°*)ノ〜♪
とりあえず、「潮目」を発見するまで『動かさないアジング』を利用するってスタンスはある程度有効なんじゃないかな〜??
全てのテクニックの組み合わせの起点に使える釣法ですのでねぇ。
潮目を発見したら、ドリフトやリフトアンドフォール、シェイクで誘うとかですね(°∀°)ノ
あ、もちろん「群れが小さく低活性な時」以外でも全然この釣法でしっかりアジ釣れますわ!
DFR-511の発売以降、ずーっとこの釣法をベースとしてやって来ましたが、釣れなかったことは無いですわ\(^o^)/
違うタックルでも、もちろんなんの問題もございませんww
ぽけっと流の「アジングの基本的テクニック」であります♪〜ヽ(°ヮ°*)ノ〜♪
さて、今回も長くなりましたが、『動かさないアジング』の理論は一旦ここで一区切りですわww
今度は手短に、実際のロッドワークと流れの感じ方?ついて書きますわ〜(°∀°)ノ
まだ自分のアジングの技術体系にとりこんで間もない釣法なので、うまく文章がまとめられず申し訳ないですm(_ _)m
しかし、ライトゲームの根幹となる技術の一つになると思いますので、もっと探求していきたいと思ってます(°∀°)ノ
今後も、魚が魚であり続ける限り通用する『基礎技術』を探求していきたいと思っとりまーす♪〜ヽ(°ヮ°*)ノ〜♪
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